季語の驚き(俳句)
7月の兼題「蝉」
兼題が出された6月には当然まだ蝉の姿はない。
季語を「蝉時雨」と決めて、自分の記憶の中の「蝉時雨」を思い起こす。
どうにか作り、作った句も選に入ることができたので、
7月の句会は気分よく終わった。
しかし、いざ「蝉時雨」本番の季節が来たときに、蝉の強烈な鳴き声に驚いた。
私の記憶の中の「蝉時雨」はどこか遠くで聞こえる蝉の鳴き声だった。
驚いた。
これが本物の「蝉時雨」かと。
ここで一句と行きたいところだが、そう簡単には浮かばないのが残念なところ。(笑)
すでに次月の兼題が出ているので、頭はそちらに行っている。
来年また「蝉」の兼題が出たら、今年とは違った詠み方ができるのではないか、
そんな小さな期待をしてみたりして。