歳時記を読みて(思うこと)
最近は歳時記を面白く読んでいる。
読んでいて懐かしく思うことが多い。
そうそう。祖母が、母がよく作っていた、やっていた、とか。
「ていねいな暮らし」という言葉を意識せずとも、
暮らしの中に当たり前のように季節を感じていた。
祖母も母もいつも忙しそうに動き回っていた。
祖母なんてうどんは粉から打っていた。懐かしい昭和の暮らしの記憶。
それと比べて私はそういった季節の家仕事をまったくしていないのに、なぜ忙しい?
何に追われているのか?
暮らしってなんだろ~、ってなことを考える。
もう食べることは出来ない祖母の手打ちうどん。
先日実家へ帰省した際に、母のすいとんを食べた。
毎年、繰り返し同じものを食べた。
その積み重ねの深みに、若輩者である私ごときが到底及ぶはずもなく、
それがなんとも嬉しく、幸せを感じたのでした。